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2013/10
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プロフィール

ElevensideNo11

Author:ElevensideNo11
11さんだよ
舞阪佳樹って名前もあるよ
毎日おぱんつとコノハをたべるよ
クロトさんが大好きだよ
だよ!!!!

ついったーは
@ElevensideNo11だよ
かまってくれてもいいよ

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雪が来る。今年もまた雪が来る。
降り揺らいで白。
陽光で輝く白。
薄い大気の濃紺。
晴れ渡る濃紺。
雲一つなく薄氷。
太陽が射し込む。
日陰より屈める。
黄昏れて青。
薄闇の青。
裸足の天使。
月は眠る。
滴って赤。
生命の朱。
酸化の黒。
白地に黒。
青地に黒。
凍って黒。
降り踊る白。
黒地に白。
見えなくなり白。
それから白。
星の囁く白。
宵闇の黒。
静寂の黒。
遠くで夢を見る白。
それから青。
混彩の緑。
冬の夜明けの混じりて白。











 雪は結界だった。なぜなら雪の積もった場所では下駄の音がうまく鳴らないから。
 自分というものをもたない幽鬼のような男にとって自分の下駄の音は自分を構成する重要な手掛りだった。それが消えるだけで自分が消えてしまいそうになる。幽鬼のような男はそれが怖くて怖くて怖くて怖くて怖くて怖くて怖くて怖くて怖くて怖くて怖くてどうしようもないので自分を形作るために必死になる。
 目的はなんだ、とよく聞かれるが事実世界などどうでもよくて自分を確立させることができればそれでよかった。
 名前が欲しかった。名付けの死神は幽鬼のような男を避けた。
 仲間が欲しかった。魑魅という枠組の一部にはなれなかった。
 母親が欲しかった。蝶は自分を見てはくれない。
 父親が欲しかった。蜘蛛は自分を殺そうとする。
 自分とはいったいなんなのだろうか。なぜ自我など持ってしまったのか。そもそもこれは自我だろうか、ただ周りに形作られた自我ともなんとも呼べない「ただそこにあるもの」なのではないだろうか?
 それを裏付けるように幽鬼のような男には肉体がない。ぼろ布を幾重にも纏ったのはそうすれば他者に認知されるからで、それを剥いでしまえば自分でも自分がどこにいるのかわからなくなる。風にふかれて空気と混じり薄れてしまう。首から上はかつて殺した父親の首を「乗せて」いるだけで自分自身とは到底呼べない。それに肉は腐る。父親が転生するたびに首を挿げ替える。
 そうして自分を保つ。

 自分とはなにか?











 結局僕らが恐れていたのはこんな曖昧でちっぽけで弱々しい存在だ。
 自分の汚い部分など誰だって見たくはないものなんだ。











嘲る者には腕がない。博識なふりをして言葉を垂れ流す。賢者の呼び名を欲しがるが愚者にも劣る傲慢な怠惰の下僕。足はあるが歩けはしない。即ち達磨。本来の姿は異形の美女。真紅の帽子。身体から生える巨木の根。
ロストアーム。LAとも。


惑わす者には脚がない。気まぐれな母親。育てはするが教えはしない。地を這う怪力。温もりを求め他者と話したがる。それは敵でもかまわない。即ち寂しがり屋。本来の姿は死者の人形。闇色の肌。
ロストレッグ。LLとも。


暴れる者には頭がない。見る目も聞く耳ももたない。考える頭もない。口がないのが幸いか。自分勝手な自己嫌悪。吊りたくとも首がない。即ち大型掲示板。見えない味方と妄想の敵に立ち向かうはりぼての兵士。本来の姿は首のない大男。両手両足を鎖で縛られ身を捻るように暴れ耳障りな悲鳴で喚く。
ロストヘッド。LHとも。


吐き散らす者には心がない。欲望が強く手段を選ばない。知識を欲しがり吸収し理解しようとする。人間になろうとする。即ち半人間。積極的に人間と触れ合うが目的のための手段でしかない。本来の姿は泥。泥人形ですらない湿った土。
ロストマインド。絶とも。


拾われた者には目的がない。幽鬼のような男に拾われLLに育てられる。LAに知識を植え込まれLHに怯え絶に鼻の骨を折られた。人間になりたい絶から魑魅の「半分」を貰った。即ち半魑魅。本来の姿は人間。
カロン。偽物のK。世界の鍵のコピー。
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